こっこのひろいもの

日々の中でみつけた、ほっこりとしたことを綴っていきます

「スマホ脳」(アンデシュ・ハンセン著)を読んで その1

こんにちはこっこです

 

読書の秋ですね。本屋さんで売れ筋の本を買ってきました。そればかりでなく題名もスマホ依存の現代人をドキッとさせてしまいます。

 

スウェーデン精神科医が自分の下に集まるのデータから考えうることをまとめた一冊です。全部を紹介することは出来かねますが、気になったところをピックアップさせてもらいます。

 

人間は現代社会に適応するようには進化していない(第1章)

 

2016年の統計でスウェーデンでは大人の9人に1人が「抗うつ薬」の処方を受けているそうだ。

 

20万年前に東アフリカで生まれた人類はその長い歴史の99,9%を「狩猟と採集」をしてくらしてきた。だから人間の脳は「今でも当時の生活様式に最適化されている。」という。

例えば、長らく飢餓の危機を抱えていたので、「高カロリーの果物」を見つけるとすかさず採って食べる衝動に襲われる。これが現代の肥満の元になっているというのである。

また、精神面では「常に危険に対する不安を感じ、危険を避けるために入念に計画を立てる」生活をして生き延びる確率を高めてきた。これが現代人になると「常に破壊を想定する性格」のせいで心を病み、今度はうつや恐怖症になってしまうということだった。

それから、常に周囲を確認し(茂みの中でカサカサという音を立てているのは?)異常なほど活発で、すぐ他のことに気を取られるかつての習癖は今はADHDと診断されてしまうのだそうだ。

 

そうだったのね

 

私が「甘い物が大好き」でどうしてもやめられないのも、あれこれ先のことを考えて不安になったり、友達の気持ちを害したのではと思い悩むのも全て遺伝子に組み込まれていたことだったのですね。

そしてそんな自分に嫌気がさしていましたが、自己嫌悪に陥る必要は何もなっかったということです。

人類皆そうなんだ!明るく受け流しましょう。

 

明日は第2章について書きます。最後までお読み下さりありがとうございました。