こっこのひろいもの

日々の中でみつけた、ほっこりとしたことを綴っていきます

豪雨の花火大会の悲劇 真夏なのにあったか~い物が欲しい!

今週のお題「あったか~い」

こんにちは こっこです。

 

ちょっと以前の話です。長野県の諏訪湖で毎年お盆に花火大会が催されます。娘がその近隣に住んでいたので、その年は家族で行くことにしました。

 

夕方は目的地周辺の渋滞が予想されたので、早めに行って雑貨店をぶらぶらしたり、お食事処で夕飯を楽しんだりしました。

 

その夕食の頃から、にわかに曇りだし雨が降ってきました。ただの夕立だろうとタカをくくっていました。

 

食事を終えても雨降りやまず、ともかく花火会場に向かいました。同じようにたくさんの人がぞろぞろと向かっていました。

 

いよいよ、開会式。市長さんの挨拶が始まりました。雨はさらに強くなってきました。それでも、主催者は中止発表をしないので、こちらもせっかく来たのだからと腰を落ち着けていました。

 

やがて、最初の一発が打ちあがりましたが、厚い雲と雨に阻まれてかすかに見えるだけでした。

 

まもなく、雷が鳴りだしました。その光と轟音は花火をはるかにしのぐもので、人々の喚声が響きました。

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次の花火も雷に負けていました。光と轟音はさらにひどくなりボツボツ逃げ出す人も現れました。

 

何発か打ったのち、中止宣言が出されましたが、すでに雨雷とも激しくなっていました。ほうほうのていで、車に戻りました。帰りの渋滞もなかなかのものでした。駅には帰宅難民があふれかえるほどでした。

 

娘の家に避難する途中、コンビニに寄りました。ちょっとでも温かい物で体を温めたかったのです。自分はともかく、高齢の父を低体温症にはさせたくないと思いました。

しかし、誰でも考えることは一緒のようで、暖かい飲み物の棚は空っぽでした。

 

さあ、どうするか?

 

下着を買うことにしました。

 

父に下着を渡すとさっそく裸になって着替えました。そして叫びました。

「これは、あったか~い」

私が胸をなでおろしたのはいうまでもありません。

 

なので、あったか~いのフレーズを聞くと花火大会を思い出すのです。

 

最後までお読み下さりありがとうございました。