こっこのひろいもの

日々の中でみつけた、ほっこりとしたことを綴っていきます

相手に寄り添った介護目指して

こんにちはこっこです。

 

無気力な人のイラスト(おじいさん)

 

 

自転車には乗ってどこへでも行けるけど、歩くのはおぼつか無い95歳の父の世話をしています。もう一人暮らしは無理だと告げても頑として施設入所を拒みます。一度受け入れてくれる施設が見つかったのですが、本人に入所の意思がなければ暴れだしたりして施設側利用者ともに良いことはないと断られました。

 

法事で親戚が集まった時にシニア男性の気持ちを聞いてみました。

「う~ん、一人じゃ入らないな。」

「友達や知り合いがいたら安心するな。」

という返事に驚きました。

 

シニアのおばちゃんなら隣に来た人と瞬時に友達になれます。食べ物の話とか家族の話をすれば、もうすぐに10年来の友達かのようになってしまいます。そこが男女分かり合えない原因かもしれませんね。

 

男性は見た目以上に繊細だということに気づきました。だから自分を守るために頑なになっているのでしょう。



なので、新しいデイサービス施設に通ったときは管理者にお願いしてずっと壁際で見ていました。まるで息子を保育園に入れたような気分でした。父もチラチラと私の存在を確認していました。管理者にマスクしてないことを言われて慌てて自家用車に取りに行ったときは首を長くしてキョロキョロしてました。そんなことがあって落ち着いて参加できるようになりました。

 

さて今回、発熱を繰り返すので病院に入院になってしまいました。あまりにも突然の入院騒ぎだったので父のスマホを持って行ってませんでした。慌てて取りに戻っている間に看護師さんたちにスマホがないとだいぶ暴れたようです。

 

スマホを届けると安心したようです。一度

「こっこ?スマホの充電器がない。」

と、電話してきましたが、場所を教えると以後電話はありません。

 

スマホで家族とつながっていると確信できたようで、入院生活も大騒ぎしなくなってきました。

私たちも新しい環境になじむためには努力が必要なもの。少し認知症も交じってきたお年寄りには環境を変えるということは恐ろしい事なんだとわかりました。心に寄り添って介護することが大事とつくづく思いました。

 

今日もお付き合いありがとうございました。