こっこのひろいもの

日々の中でみつけた、ほっこりとしたことを綴っていきます

最近の悲しい話。おばさんとのお別れ。

こんにちはこっこです。

 

私のおばさんが80代半ばで亡くなりました。悲しいお話ですが、素敵な人生だったなと思うので一緒に弔ってくださいませ。

おばあさんのイラスト「笑顔」

 

おばさんは亡き母の実家の跡取りのお嫁さんです。だから私とは血のつながりはありません。けれど母の実家に行くといつも笑顔で何くれとなくしてくれました。

 

今年の三月に他の親戚から「退院して自宅にいるからお見舞いに行ってみたら?」と連絡を貰って出かけてみました。

 

だいたい入院していることも知りませんでした。決して快方に向かっての退院ではありませんでした。

 

満を持してお見舞いに行くとちょうどトイレに介助してもらいながら向かっているところでした。戻ってくるとベットに座って明るく元気におしゃべりを始めてくれました。火の気のない部屋で裸足で私より薄着でした。私ときたら寒くて寒くてそばにあったこたつに潜っていました。おばさんは私より若い若い!

 

今まで話したこともなかったお嫁に来たいきさつやちょっとだけ旦那さんの愚痴(>_<)なんかしゃべってました。

長い間の疑問「姑が既に介護状態にある」「大家族の長男」だということを知っていて嫁に来たのか訊いてみました。答えは「いやあ、えへへ」でした。

 

介護、家事、農業、子育て、それに私の母など兄弟とその家族(例えばこっこ)の世話を笑顔でやり過ごして、怒っている顔を見たことがありません。

 

おばさんの長男が結婚して同居したら今度は沢山のお孫さんのお世話を一生懸命やっていました。高齢になっても孫を負ぶって歩いている姿に驚きました。いやあ、負けられません。

 

最後のお孫さんもこの三月、大学入試に合格したと本当に嬉しそうに話していました。

 

去年の夏の暑い時期に草むしりをしていて体調を壊しガタガタと悪くなっていったそうです。

 

お見舞いをしたらとても元気そうで安心して帰ってきましたので、訃報を貰った時には「うそだ!」と叫んでしまいました。お見舞いから二十日余りしかたっていなかったのです。

 

戦後復興をから立ち上がり、日本の経済成長を支えた陰の立役者はこの人だなあと思います。辛いことがたくさんあったでしょうが子孫の繁栄を真に願っていたのでしょう。

 

感謝しながら通夜と葬儀に参列したいと思っています。

 

 

最後までお読み下さりありがとうございました。