こんにちは こっこです
トウシシンタクしてみよう
1980年代後半のことです。そう私はまだまだ若かった頃です。ある日 今は亡き母が血相を変えて私の家の来ました。なんでも 母の買ったトウシシンタクが大幅に値上がりしているのだそうです。私にも是非 それを購入するようにという話でした。
投資をしたことがない私には何のことだかさっぱりです。でも とにかくいい話らしい。いくら入れればいいか母に聞くと100万円と答えます。
100万円!!
大金持ったことがない
銀行のATMでなけなしの100万円下ろすことにしました。1,0,0,万円と押してボタンを押すとあたり一面に響き渡る 機械がお金を数える音。
ズバババババババババババババババババババババババババ
いつまで続くのか この恥ずかしい音
ババババババババババババババババババババババババババ
すると 今までの開いたことのない扉が動いてヒョッコリ 中年の銀行員さんが顔を出しました。そして一言。
銀行員さん「機械が壊れたかと思いました」(⊙_(⊙_⊙)_⊙)
投資信託だった
それから証券会社の支社で無事 口座を作りました。件のトウシシンタクを購入。その時初めて投資信託というものが分かりました。もちろん説明書も読みませんでした。いまでは投信の名前すら忘れてしまいました。こんないい加減な投資 上手くいくはずがありません。
恐怖の大暴落
やがてブラックマンデーがやってきて アメリカ株がダダ下がりました。
~日本じゃないから大丈夫~ 根拠のない自信でした。
それから 日本のバブル崩壊
~投資信託は大丈夫~ やっぱり根拠がありません。
大暴落の追い打ち
ルルル やがて証券会社からお電話です
証「申し訳ないですが この投資信託は廃止になりました
お金に換えます 40万円になります」
私「いえ 下ろしません また値が上がるまで待ちます」
証「廃止になるから無理です」
終わってしまいました。私の100万円が40万円に~~>_<~~
冬眠に入る
それから 数えること二十数年 幾歳。家族の言う 「NTTで儲けた」 「今度は東電だ」そんな話には耳も貸さずに過去はなるべく思い出さないことにして、傷心を引きずったまま過ごしてきました。でもやがて投資をすることになるのです。
続きはまたぼちぼち書かせていただきます。
お読み下さりありがとうございました